というわけで!昨日は休みが取れたので練馬区立美術館の宇川直宏展「Final Media Therapist @DOMMUNE 」を見てきましたー。いやぁ、情報量が多くていろいろ考えさせる素晴らしい展示でした。
館内全体に渋谷パルコのあのスペースが、というより宇川さんの脳内がそのまま立ち現れた空間になっていました。サンプリングされながらアーカイヴされる膨大な番組の動画はメタな”作品”として立ち現れていました。中原昌也君が元気に吠える動画にちょっとほろり。
その場に座った人の映像も自動で回転し続けるロボットアームについたカメラで取り込みながら、それを生成AIで瞬時に合成、トランスフォームして提示し続ける宇川さん自身のインスタレーションも面白かった。AIのアートへの応用の可能性を感じた。
展示を見て全体に感じたのは、宇川さんの作品って個々の映像やインスタレーションのことではなく、ホドロフスキー、八代亜紀からテリー・ライリーまであまりにも広範囲な出演者を巻き込む番組配信、企画開催などの活動自体が作品、いやアートそのもなんだということ。改めて凄い人だと思いました。