2024/11/23(sat)at落合SOUP
xerxes presents
“elongations vol.1” https://umizuha01.exblog.jp/30493539/
①Government Alpha https://x.com/pukka_white14/status/1860786690941755793
トップは企画者でもあるガバメント・アルファ。ダイナミズムとスピードを備えた堂々たるエレクトロノイズ。30年近く前初めて見た時から比べると新人らしい初々しさからベテランの風格が漂う、堂々たる体躯を備えたノイズになりましたね。
今回のイベントの共催者、井元聡さんのユニット。不穏な雰囲気を醸し出す持続音に間隔をあけて切り込んでくるハーシュノイズの暴風。言葉のない劇を見せられるような切迫感があってよかったです。
1994年リリースのホワイトハウスのレーベル、スーザン・ロウリーからリリースされたオムニバス「Extreme Music From Japan」で知られる伝説的ユニット。ヴォーカルの工藤さんが「The マニラ帰り」というバンドで活動していた、と聞くと思い出す方も多いのでは。ハウリングまみれ(フィードバックではない)のエレキウクレレのジャンク感満載のデュオで始まりながら、壊れたヴォーカル?語り?にシリアスな電子音が絡みつく演奏になったりと予測不能な展開に驚愕。というか、リハの時から見せていた二人の当意即妙なやり取りが面白くて楽しみました!
④Kae Takahashi https://x.com/pukka_white14/status/1860788840535138361
不失者への参加やアグレッシヴなスネアソロパフォーマンスで知られるキヤスリョウスケとのデュオ、Sete Star Septのヴォーカル、ベースでも知られるカエさんのソロ。バックトラックを流しながらのベース弾き語り?かと思いきや、ノイズの伴奏での一人高速ノイズグラインド!ベースでわざと接触不良を起こしながらノイズを生成、そして凄まじいテンション、速度で絶叫、痙攣!ベースを投げつけ、ステージでのたうち回る姿に「一人ガセネタ」という言葉も浮かびました。迫力、説得力満点の素晴らしいパフォーマンスでした。そんなアグレッシヴなステージを見せるカエさんですが、ステージを降りると物静かな女性に早変わり。そのギャップがまたいいですね。
最後がうちら。写真は終演後のものですね。今回は考えて煽り成分少な目の抑えた感じで行こうと決めていました。遠く九州や名古屋からわざわざ見に来られたお客さんもいて、「”アレ”をやらないでお客さんが不満に思ったらどうしよう?」と不安ではあったのですが、美川師匠がここ最近では珍しくアグレッシヴなアクションを見せたこともあってか、結果的には皆さんが楽しんでもらえたようで安心しました。泣いてしまったお客さんもいたようで恐縮至極でございます。音的にも10月とは違った感じで充実感があってよかったです。
動員的にはもう少しあってもよかったかなと思いますが、それぞれのアクトがどれも刺激的で、遠くから来られたお客さんもいて全体ではハッピーでアットホームな感じ(笑)になって楽しんでもらえたイベントになってよかったです。