【無機質な狂気】第2夜12.17(土) 東高円寺UFO CLUB出演、NECROMISTインタビュー

Warm GardenのHpは発足一年になります。
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http://umizuha.tumblr.com/post/140808366916/necromist-interview
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立ち上げして、直ぐに、F.Kosakaiのライブがいくつか続き、
其の後、山安籠（うちゅうみ）のVAVA KITORAでのライブがありました。
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いつだって全力でブチ当たる-2015年10月28日
http://umizuha.tumblr.com/post/132594589856/
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ドキュメンタリー映画『ブラインド・ジョー・デスを探して ? ジョン・フェイヒーの物語』上映＆LIVE
http://umizuha.tumblr.com/post/132594992646/
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Obake Yashiki! the horned monad! 　 2015年11月29日19:00
http://umizuha.tumblr.com/post/132649492116/obake-yashiki-the-horned
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疎水響（長谷川裕倫、内田静男、コサカイフミオ）
2015.12.5(Sat) 千駄木Bar Ishee
http://umizuha.tumblr.com/post/132649352331/
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Ordvician Flowers VOL.3 2015.12.13@Ikenoue BAR GARIGARI
http://umizuha.tumblr.com/post/134322302656/umizuha-uchuumi-blog-vava-kitora
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この頃は、まるで記事を作るのも初めてで、私自身、それまでの生活は、ずっと育児で、何も外界には触れてなかったので、
インターネットですら、おっかなびっくりで、すべて手探り、自分でも、なにやらよくわからない衝動で始めたのでした。
そして、このOrdvician Flowers VOL.3 の日、ライブ出演者である私は、昔通りの動員を期待し、いくつか手作りのアクセサリーをもって、それもあわよくば売り物になどと思ったのですが、売るどころか、御客すらおらず、まったく閑散とした客席に、それでもポツポツと浮かぶお客様（出演者含む）ひとりひとりの御顔を透視しながら、いつものように、いえ、昔のように、歌い、舞い、夢をポンと投げ打つのでした。
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あの日のライブには、荒野が浮かび、草を食べる馬がおり、それと共に走るわけですが、だんだん夕暮れになっていき、そうして、夕暮れならば、夕暮れの歌をと思い、歌っておりますと、遠くに、にこやかな笑顔が観えました。
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初めて見るその笑顔は、とても嬉しそうにしてて、だから、私は、それだけでも、ライブに出て良かったと思いました。
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そして、ライブ後、色々な方に、御挨拶を交わしてるうちに、その笑顔の人とも言葉をかわし、初めましてとご挨拶するのですが、その日は、その方が、どなたなのかも理解しないまま、後々、SNSで、もう一度、連絡を取り合う約束だけして、お別れしたのです。
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この、Ordvician Flowers VOL.3 は、大変素晴らしいアーティストも出演したのに、とてもお客様が少ないように思いました。
あまりにも、もったいないと思った私は、自分の、日常的に得られる少ない休憩時間を、ライブの情宣に費やしてみようと思い立ち、ライブの情宣をするなら、私達だけでは、足らぬ。今動いてるライブの中で、気になるものをPICUPして、それを並べ提示して、昔よくみたミニコミや、音楽情報雑誌のようなことをやってみようと思ったのでした。
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そうして、それから、自分達、つまり、私と、F.Kosakaiの関係以外の処に、フォーカスを向けて、何か良い音をやってるバンドはないかと探すことにしたのでした。
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間もなく、ある時、そのOrdvician Flowers VOL.3で、挨拶を交わした人が、UPした動画は、まさに、私の求めるものが凝縮されていました。
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あらゆる音楽の枠の外に君臨するノイズ。そして、既存のライブスペースではない路上での出来事。
彼が、Ordvician Flowers VOL.3 の日に、繰り返し、私に、言っていたのは、路上で１０年近く、孤独と闘いつつ音を出していたという事でした。
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あの日は、言ってる意味が分からなかったのですが、この映像を観ることで、すべてを知りました。
http://umizuha.tumblr.com/post/140808383581/move-gerira-noise
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そして、私は、彼に、猛烈に頼み込んだのです。「是非、ライブの情宣を手伝わさせてくれ!」　と。
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それが、Necromist様との出会いの最初のお話です。
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以下、Necromist様にアンケート形式で、お答えいただきました。

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1) ゲリラノイズというものについて、いつ頃から行っていて、その形態について教えて下さい。
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…昔、パントマイムやストリートダンスやっていて、路上に出て人前で芸を見せるのは自分にとってはフツーの感じがありました。後に舞踏のような創作的な踊りにシフトしてからも路上で踊りを披露していました。
2001年頃、新宿駅の南口で白塗りで95％全裸に近い状態でガードレールの上で叫んだりして踊っていて、ある日終わった後、「自分は引きこもりなんだが今日は用事があってたまたま外に出ていて普段は家で宅録で音を作っている」、と言う人に話しかけられた。
後にその人から貰ったカセットテープがノイズというかコードの無いコラージュで、それがとても良かったので一緒に路上でやってみようということになりました。
それが「汚名ランド」と言うユニットになって。
当時は彼がノイズで、僕が踊り、パフォーマンス担当でした。
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「ゲリラ」は去年の５月にマニアオルガンと初めて路上でやる時にたまたま思い付いた名称です。
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2)ライブとライブを行う場についてどのように考えておられるのでしょうか。
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自分の内側にはイメージというか荒涼とした世界、風景があって、そこと今、現在いる場所を繋げる、自分は媒体のような存在だと思っています。
ライブとは"ここでは無いどこか"と"今現在"を繋げる儀式みたいなものでしょうか。
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ライブの場は、路上でもライブハウスでもある意味自分にとってはどこでも一緒です。しかし、自分がそこで濃密になる為には、たった一人でもオーディエンスの存在が必要です。
見られている事によって自分の中の異世界が外側に滲み出してくるのだ、と思っています。経験的に。
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3)NECROMIST vs MANIAORGAN について、教えてください。
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2015年の３月に、SLAUGHTERTABLEの相方、ボブさんの企画に汚名ランドで招かれて、その時に初めてMANIAORGANと対バンしました。
MANIAORGANの演奏見て、こんな人がいたんだーと驚くと同時に、自分と何か近いものを感じてました。
言葉よりもイメージよりも何かとてつもなく速いものを追求している、と。
それは自分で自分を死の側へ追い立てる事によってしか近づけない場所があるのをこの人は知っているのだ、と思いました。
同じ年の5月。「汚名ランド」からソロの「NECROMIST」に移行した直後の路上ライブで、演奏終わった後に偶然通りかかったMANIAORGANの桑島さんに話しかけられて、彼が機材とかアンプとか興味深そうに「いいなぁ〜」とか言っているのでフと、「一緒にいっぺんやってみますか？」と冗談めかして誘ったら「…やりてぇ。良いの？」と言うので是非！と頼みました。
それからなんだが一緒に続けてやるようになって。
自分が出ない時も毎回ゲリラノイズをスタッフとして手伝ってくれます。信頼出来る兄貴分のような存在です。
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4)slaughtertable について、教えてください。
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amnesia-channel の事は路上で一人きりで(事情があって一年半くらい)汚名ランドをやっていた時に、YouTubeで黒電話666とガチンコ対決している動画を見てカッコいいっ！と思いました。それから彼の事はチェックしていました。
二人の汚名ランドに戻った時、相方が知り合いだったとは知らず、企画に誘われた時は本当に嬉しかった。
彼がいなければMANIAORGANと知り合う事は無かったし、彼が編集してくれるゲリラノイズの動画のお陰で随分、路上ノイズが認知されてきたし、かなり恩人です。
NECROMIST MANIAORGAN は見た通りにコラボレーションと言うよりかは殆んど二人のバトルユニットですが、
SLAUGHTERTABLEも最初の頃は amnesia-channel vs NECROMISTでしたが、段々エクストリームな暴動ノイズから、徐々にお互いの音、パフォーマンスに住み分けが可能である事が分かってきて、今はSLAUGHTERTABLEとしての世界観を構築している最中です。
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5)ライブの時に白く化粧されることについて、教えてください。
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ライブの時、白塗りするのは…踊っていた時の名残でもあるし、異世界に入る為の仮面です。
これから異世界に行くぞ、と自分にもオーディエンスにも伝えているところがあります。
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6) 舞踏のイベントにも出演されてます。舞踏と、ノイズ。なぜ、舞踏家でありながらにして、ノイズという表現をするのかについて教えて下さい。
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正確に言えば、舞踏のイベントに出ていても僕は自分の踊りを「舞踏」と位置付けた事は一度も無いのです実は。
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僕が昔、自分の踊りを創作していこうと思った時、シャーマンになりたいと思っていました。今、見えているこの世界よりももっと深い世界と接触し、自分を媒体にして、思考を超えた踊りをしてみたいと思ったのです。
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ドラッグとかキメてハイになってトランスするのではなく。
…色々事情があって話すと長いので割愛しますが、踊りを自分の表現活動とするのは今は止めています。
理由は、踊ってみたいという情熱がかつてのように持てなくなったからです。
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2012年のある日雷に打たれたようにノイズを始めたくなりました。それまでは相方がノイズ演奏をやっていたのが、どうしても自分でやりたくなったのです。
自分でノイズをやりだすと、心底納得がいきました。
僕は他人のノイズではなく、自分のノイズを聴きたかったのです。それを演奏しパフォーマンスしたかったのです。
だからNECROMISTはノイズ演奏、創作者です。
よく、僕の演奏に舞踏の影を見ると言われますが、演奏のパフォーマンスが結果、僕のやりたい踊りに最も近いものだったので、まぁそうだろうな、と思いますね。
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7)過去の作品について教えて下さい。
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汚名ランド時代にスプリットでカセット、自主制作で僕一人の汚名ランドの時のアルバム「BEST SHIT USB」(笑)
NECROMISTでは活動最初期にデモCDRを二枚。
過去の踊りの作品については割愛させて下さい。
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8) 現在のリリース、もしくは、お勧めの音源、動画等、あれば、教えてください。
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現在、あるレーベルからカセットテープのリリースが決まっています。作品はもう出来ていて、今、調整の段階で年内か来年の頭には出ます。
この作品は自分にとって、"ここから"本格的な作品作りに入れた手応えがあって、楽しみにして頂けたらなぁ、と思います。
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9) Necromistメッセージ性というものはあるのでしょうか。具体的な表現したい世界観などありますでしょうか？
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メッセージ性…は無いですねぇ。ただ観たり聴いたりして何か感じて頂けたら有り難いです。
ただ一点、「マイナーが世界を照らす」と信じて活動を続けています。
ただ独りで路上でノイズ演奏していた時も。
一見すると意味の無いデタラメに見える行為が、人の心を打ち、人生を変える事だってあります。
人の人生を変えたいとは思いませんが、マイナーな表現こそ、｢この世界の本当に歪な素晴らしさ｣を伝える事が出来ると信じています。
僕は自分の中の風景を、出来る限り目に見えるハッキリとした形にして、呈示して行く努力を続けたいです。
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10)インスパイアされた物等ありますでしょうか？
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沢山あるのだけれど、ノイズは18歳から聴いていて、18の時はテストデプトとかノイバウンテン、SPK、ディセクティング・テーブル…王道のインダストリアルが好きでした。
パフォーマンスに衝撃を受けたのは、やはりインキャパシタンツ。
最初に見たのはビデオ映像だったのですが、大小二人の太り気味のサラリーマンのような方がブードゥーの悪魔憑きのように激しく痙攣するライブを観て、「普通の人が突然暴走してとんでもない事をしでかすような狂気」、パワーを感じて、天地がひっくり返った思い、衝撃は今でも忘れられません。
灰野敬二さんを法政大学で観た時も、しなやかに跳躍する演奏のアクションが素晴らし過ぎて、踊っていた当時の僕はショックでした。今も目に焼き付いています。
デヴィッド・リンチ、フランシス・ベーコン、アルベルト・ジャコメッティ、HR・ギーガー、スタンリー・キューブリック、アレハンドロ・ホドロフスキー、デレク・ジャーマン、岡本太郎、横尾忠則、寺山修司、土方巽、笠井叡、勅使川原三郎、スロッピング・グリッスル、ディアマンダ・ギャラス、非常階段、銀星倶楽部06特集ノイズ、サードイヤーバンド、ユニヴェル・ゼロ、ジョン・ハッセル、阿部薫、三上寛、セックス・ピストルズ、空手バカボン、町田町蔵、村上春樹、北野武、宮崎駿、カルロス・カスタネダ、埴谷雄高、早見純、つげ義春、宮沢賢治、ボーダー(マンガ)、大友克洋、江口寿史、藤原新也、中平卓馬、軍艦島、森山大道…有りすぎて困ります (笑)
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ありがとうございました。
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NECROMIST LIVE 「地獄の、エリーゼの為に」 https://youtu.be/_-VxHII_DHk

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｢地獄の、エリーゼの為に｣
ある日私は道に転がって叫んでいた
手も足もなくゴミのように
片目を探してくれ
片目を探してくれ
神がゴミのように転がって言った
片目をくれ
片目をくれ
私はゴミのように転がっている神を抱いた
皆が口々に叫んだ
お前はもう、永久に出られないぞ
お前はもう、永久に出られないぞ
もしかしたら
もしかしたら
ここは天国と呼ばれる地獄かも知れない

ある日私は道に転がって叫んでいる夢を見た
テレビの中で口だけが動いている
暗い穴の中から声が聞こえる
ここは地獄
ここは地獄
ここは地獄
ここは地獄
ここは地獄

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http://umizuha.tumblr.com/post/149150530056/mukisitu-na-kyouki-2-20161217sat
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【無機質な狂気】第2夜
12.17(土) 東高円寺 UFO CLUB
INCAPACITANTS
NECROMIST MANIAORGAN+夢咲みちる
ぼくたちのいるところ。(大阪)
経血(茨城)