アンパンマンが好きさ♪

昨日は、やなせたかしさんが亡くなってしまった。94歳だったと言うから大往生だ。

日頃から、睡眠時間を十分取っていたらしい。健康に気をつけていたらしい。
アンパンマンは、児童館に行くようになってから読むようになった。
最初の頃は、育児の都合で読んでいただけで、特に掘り下げて読んでたわけでは無かったので、割と新しい物ばかり読んでいた。
でも、311の震災で、被災地で「アンパンマンのテーマ」を歌って元気を取り戻そうとがんばる子供達の話を知って、その素晴らしさに気がついた。
それで、児童館で、アンパンマンの最初の頃の・・・アニメになる前の作品も読むようになった。

アンパンマンは、自主的にパトロールする。
そうして、お腹をすかせた、弱ってる人を観つけると、頭をちぎってあげてしまう。
御友達のバイキンマンは、いっつも悪い事をする。そうすると、アンパンマンは飛んで行ってアンパンチする。
時に、バイキンマンアンパンマンを罠に落とし、絶体絶命のピンチにまで追い込む。
でも、結局ストーリーは、アンパンマンが勝利する。
もしももしも、アンパンマンが負けてヘロッヘロになっちゃっても、かならず誰かが助けに来る。そして、沢山の人が協力して困難を乗り越える。

そして、いつも、バイキンマンは、悪い事をしたのを反省したりしない。
だって、バイキンマンには、バイキンマンの理屈があったりするから。
だけど、アンパンマンは、そんなこと気にする様子も見せずに、バイキンマンも、友達の輪の中に招待して、そうして皆で楽しい時間をすごそうとする。もちろん、こっそり、要注意はするんだけどね。

子供向けの御話しだけど、これって、ものすっごい大変な御話しだと思う。
なかなか自分の友達が悪いことしてても、それを注意するのは勇気が必要なことだ。
それに、死ぬかもしれん位コテンパンにやられたのに、要注意と思いながらも、心のしこりなく遊びの輪の中に悪い子の御友達も入ってもらって、皆で楽しく遊ぶなんて、ちょっと、大人でもなかなかできない達観者だ。
そして、それ以上に、初めて会った他人に、惜しげもなく自分の頭を分け与えてしまうなんて。だって、そうすれば、頭取り換えるまで力でなくなっちゃうのに。

そして、アンパンマンの重要なポイントは、そういった、純粋な自己犠牲の行為は
アンパンマンだけではない。他の皆も、ためらうことなく誰かの為に頑張る。
つまり、みんな御互い様精神なんだ。
ん〜。御互い様だからほっとくんじゃなくて、御互い様だから助け合う。

アンパンマンのマーチ。とても好きな歌だ。

合掌。